日々忘れながらも。それでも大切なものを大切にして自分と向き合いながら生きる。映画メモ113-『今夜、世界からこの恋が消えても』

映画

映画『今夜、世界からこの恋が消えても』
を鑑賞しました。

一条岬さんの小説を映画化、病と秘密を抱えながらも…。

一条岬さんの小説を原作として
実写映画化した本作。

事故によってある時点からの記憶を失ってしまう
難病「前向性健忘」を患うヒロインと、
ある秘密を抱えながらも彼女を支える
主人公の恋愛を中心に描かれた作品です。

「記憶」と「記録」、それぞれが向き合う「自分」と「現実」

病気の影響で一度眠ってしまうと
その日の記憶を失ってしまう。

失ってしまった記憶をつなぎとめるために
日々のできごとを日記に記して記録する。

そうすることで毎朝記憶を失う絶望と
向き合いながら生きていくヒロイン。

そんなヒロインを支えながらも
自身もまたあることを抱え、
そこに向き合いながら日々を過ごしていく主人公。

そして、そんな二人と関わり
それぞれの形で思う家族や友人など
周りの人たち。

ひとりひとりが、人生において
自分の前にある現実。

それは明るいものばかりでなく
暗くて苦しいものも。
そこに向き合いながらも
前を向いて生きていこうとする姿を
作品を通じて感じられたように思います。

「生きる」を改めて考えるきっかけに

「記憶」と「記録」でいうと、
私は毎日手帳をつけていますし、
ブログも毎日更新しているのですが、
ひょっとしたら記録に頼りすぎて
いるのかもしれないな、とも思いました。

8年前にブログをはじめたときの
ことを思い返すと、世の中に自分が
生きた証を残したいと思っていました。

また、大切に思っていたことなどを
忘れることや忘れられることへの
怖れは昔も今も変わらずに持っている自覚があります。

わかってはいるのですが、
人は忘れながらも生きていくいきもの。
しかし、記録にはそこに残された
誰か、何かの存在があるもの。

記録を通じて記憶とつながっていくのですし、
私がアウトプットした記録を誰かが読むことで
私のことを思い起こしてくださるのであれば
それは本当にうれしいことでありがたいもの。

記録がつないでいく、大切な記憶。
自分と、現実と向き合う。
大切なもの、大切な人を思い、大切にする。
その日、その瞬間を悔いなく生きる。

本作の鑑賞を通じ、
そうした「生きる」において大切なことを
あらためて思い起こさせてくれたように思いました。

タイトルとURLをコピーしました