私が資産運用を始めたのは2004年。
今年2022年で、19年目に。
この19年の自分の経験を振り返ると、
いろいろな金融商品を経験しながらも
ひとことでまとめるならば
「長く続けてきたものが強い」
なのではないかと思います。
長く続けてきたもの、といえば
定期的に資金を積み立て、
そして購入して運用しているものが
当てはまります。
今年2022年も3ヶ月を経過したので
私が積み立てで購入し
運用している金融商品の
運用報告をいたします。
前回が2022年1月5日の記事での報告。

積み立てで運用している商品
私が、長い期間積み立てで購入し、
運用している主な商品はこちら。
【つみたてNISAで運用している投資信託】
つみたてNISAでは、全世界の株式に投資する
投資信託を購入、運用しています。
まず2018年の年初のつみたてNISA開始から
2021年8月まで購入し、現在は保有したまま
運用だけをしているのが以下の2本。

全世界の株式市場での価格を指数化した
「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」
に連動する運用を目標とした投資信託。
アメリカ株が50%以上、
日本を含む先進国株の割合が多めですが、
新興国も含め50か国以上、多くの銘柄を
組み入れています。
(購入時)買付手数料 0
(保有時)信託報酬 0.1102%程度/年
(解約時)信託財産留保額 0

こちらも、全世界の株式市場での価格を指数化した
「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」
に連動する運用を目標とした投資信託。
こちらもアメリカ株が50%以上、
日本を含む先進国株の割合が多めですが、
新興国も含め多くの国の、多くの銘柄を
組み入れています。
(購入時)買付手数料 0
(保有時)信託報酬 0.212%程度/年
(解約時)信託財産留保額 0
そして、2021年9月から新しく購入し、
運用している投資信託がこちら。

こちらも、全世界の株式市場での価格の指数に
連動する運用を目標とした投資信託なのですが、
連動目標対象の指数は、
「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」
となります。
こちらもアメリカ株が50%以上、
日本を含む先進国株の割合が多めですが、
新興国も含め多くの国の、多くの銘柄を
組み入れています。
(購入時)買付手数料 0
(保有時)信託報酬 0.1144%程度/年
(解約時)信託財産留保額 0

セゾン投信で販売されている投資信託。
株式や債券の価格の指数に連動する
運用を目標としています。
世界30か国以上の株式と、
10か国以上の債券に投資し、
株式と債券の投資比率を原則として
50:50として分散しています。
(購入時)買付手数料 0
(保有時)信託報酬 0.57%程度/年
(解約時)信託財産留保額 0.10%
2007年より積立購入、運用中。
【純金積み立て】
毎月一定額の資金を積み立て、
継続して”金(GOLD)”を購入します。
株式や債券等の値動きに連動しにくい傾向があり、
リスク分散効果があるといわれています。
2007年より積立購入、運用中。
2022年3月末時点の運用状況
そんな私が運用している商品の、
運用成績は以下のとおり。
【つみたてNISA運用】
①eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
+4.35%の含み益
(12月…+4.70%の含み益)
②SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド
+47.95%の含み益
(12月…+48.76%の含み益)
③楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンド
+48.44%の含み益
(12月…+49.76%の含み益)
【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】
+85.16%の含み益
(12月…+87.05%の含み益)
【純金積立】
+51.81%の含み益
(12月…+36.51%の含み益)
世界各国のマーケットを見ると、
定期的な1日~数日程度の大きな下落や
地政学的な問題などで
下落をするときがあります。
この1~3月も、アメリカの金融引き締めや
ウクライナ情勢などで不安定になり
大きく下落する局面もありました。
ですが上げ下げを繰り返しながらも
アメリカも日本も株式は
大きくは崩れていない状況。
また、金が大きく買われて上昇。
株価が底堅く戻るときでも
下がることなく推移しています。
それもあり、順調に含み益を伸ばし
資産総額としても増やせた
運用ができています。
下落は何度もあったけど、そのたびに強い基盤を作ってきた
さて、株式が高値かつ不安定に推移する今。
なかなか積立投資を始めづらいという
声もあるかと思います。
実際のところ、私も
つみたてNISAをはじめた2018年の年初は
NYダウは26,000ドルをとらえようとし、
日経平均は24,000円に迫る勢いで
当時の最高値圏でした。
(参考)2022年4月1日終値
NYダウ 34,818.27ドル
日経平均 27,665.98円
(前回)2021年12月31日終値
NYダウ 36,338.30ドル
日経平均 28,791.71円
つまり、当時一番高いところからはじめた
と言っても過言ではなかった
このつみたてNISAでの買い付け。
実際に直後の2月頃からの下落では
いきなり含み損を抱えましたし、
2019年の年始には2018年末からの株価下落で
含み損が10%ほどになることもありました。
セゾン投信の積み立てをはじめた翌年の2008年。
リーマンショックで資産は半減しました。
積み立てていた投資信託は、
2012年まで含み損(=マイナス)で推移しました。
それでも、下がっているときには
安いものを多く買付でき、
平均買付コストを下げる効果を得られます。
長期間ほったらかしで投資するものであれば、
下げ相場であっても長い目で見れば
大きなチャンス。
私も、下落で安くなった時に
多く買い付けできた分が
上昇時に大きくプラスに働き、
今の運用成績につながっています。
今年、ウクライナ情勢で
株式が大きく下落する局面では
つみたてNISAで購入している投資信託が
含み損を抱える場面もありましたが
そこで安く購入した分が
その後の戻りではプラスに働き、
3ヶ月間では含み益となりました。
マーケットの動きは予想ができないもの。
株式は高値圏でそろそろ落ちる、
といわれながらも底堅く推移。
下がれば安いものが多く変えて
コストを下げる効果がありますし、
積立投資に関していうならば
なるべく早い時期の開始が
良いのではないかと思います。
今回、私が運用成績を紹介したものについても、
どれもやっていることは、
一定のルールを決めての積立購入であり、
ほぼほったらかしですから、
結局のところ、長期での積立が
最強なのではないかと思うのです。
これからも、長くマーケットと付き合っていけば
何があるかわかりませんし
逆境の時期もあることでしょう。
また暴落する場面もあるかもしれません。
ですが、この積立の力が
将来的には大きな実りになることを信じ、
今日もコツコツと積み立てを続け、
育てていきます。