変動10年の個人向け国債、2ヶ月連続で年利0.1%を上回る。

マネーのお話

先月、久しぶりに購入して
そのきっかけとなったのが
初回金利が0.1%を上回ったことだった
変動10年ものの個人向け国債。

2022年3月に発行されている
変動10年ものの個人向け国債も
初回金利が年0.12%と、
0.1%を上回りました。

個人向け国債って?

個人向け国債とは、日本の国が
国の運営に必要な資金を集めるために
発行する債券である日本国債の一種であり、
そのうち個人保有を目的として
発行されるもの。

変動10年
固定5年
固定3年

の3種類があり、金融機関などを通じて
販売・購入がされるものです。

6年ぶりに0.1%を上回った先月から連続

変動10年ものの個人向け国債は、
半年ごとに適用利率が変わる
「変動金利」を採用しています。
また、どんなに下がっても
年0.05%の最低保障があります。

この利率の決定に影響するのが
「実勢金利」と呼ばれる
10年固定利付国債の金利であり、
いわゆる「長期金利」と呼ばれるもの。

個人向け国債 : 財務省
こちらは、財務省の個人向け国債のWEBサイトです。個人の方が買いやすい安全で手軽な個人向け国債には、変動10年、固定5年・3年の3つの種類があり、それぞれの特徴をわかりやすく説明しています。また、現在募集中の個人向け国債の情報も掲載しています。

日本では2016年にマイナス金利政策を導入後、
長期金利も低い水準で推移しており
個人向け国債の利率も長いこと
0.05%であることが多く、
たまに少し高めでも0.1%を
上回ることはありませんでした。

2022年2月発行の変動10年ものでの0.11%は
2016年2月発行の0.17%以来
6年ぶりに0.1%を上回りましたが、
2022年3月発行の0.12%で
2ヶ月連続で0.1%を上回ることに。

楽天銀行のマネーブリッジを適用した
普通預金の利息が年0.10%なので
それも上回ることになりますね。

キャッシュバックキャンペーンもあわせて

初回金利が2ヶ月続けて0.1%を上回った
変動10年の個人向け国債ですが、
販売する金融機関では購入に応じた
キャンペーンを実施しているところもあります。

SBI証券では、50万円以上の購入が対象となり
50万円の購入なら500円(購入金額の0.1%)と
購入金額に応じたキャッシュバックがあります。

変化は予想できないけど、納得する選択を大事に

この金利上昇を受けて、
私も2月に少し購入した個人向け国債を
3月も少しだけ購入しました。

環境の変化も予想はできないですし
この選択が未来に絶対の正解を
約束するものでもないですが、
変化に柔軟に対応してその時点で
自分が納得できる選択をすることは
大事にしていきたいと思います。

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