「生きる」を改めて考え、問う。映画メモ108-『余命10年』

映画

映画『余命10年』を鑑賞しました。

難病を患いながらも生きる物語

小説家の小坂流加さんが、
難病である原発性肺高血圧症を
患いながらも生きる様を描いた
小説『余命10年』を映画化した本作。

数万人に一人という不治の病を患い、
余命10年であることを知った
20歳の主人公の女性が自らに死が
迫りながらも精一杯生きる姿を描きます。

あと10年しか生きられないとしたら?

映画公開直後でありネタバレ回避の意図と、
見た感想や解釈は一人ひとりの自由なので
作品の詳しい内容については
書くのを避けます。

「もし、あと10年しか生きられないとしたら」
作品内にも登場したこの問いを。

長いとも、短いとも言えるこの「10年」。
一方で確実に10年生きられることが
保障されているわけではない。
そんな中で、自分は何をして
どう自分の人生を生きていくのか。

ただこれって、期間の明示された命に限らず
私たち誰もに言えることなのかなと思います。

日々を懸命に、最後まで生きる

「生きる」ということとは。
「人生」とは。

私たちは確実に近づく死に向かいながら
考えることがあります。
できることならいいものにしたい、と。

そして、人は一人では生きられないので、
自分の「願い」と他人の「期待」の間で
揺れ動きながら毎日を生きています。

だけどそこに絶対の正解はなくて、
その長さは一人ひとり異なるものだけれど
自分がしあわせだった、いい人生だった。
そう納得できることが大事であって、
一人ひとりに答えは違うもの。

冒頭の病院のシーンで礼子さんがかけた言葉
「茉莉ちゃん最後まで生きてね」の
「最後まで生きる」ということなのだと思います。

一日一日を丁寧に、懸命に生きていく。
いいことばかりじゃないし、
苦しいことや葛藤することもたくさん。
その中で、自分ができることをする。

本作を鑑賞し「生きる」ことについて
改めて考えるきっかけをもらえたような。
そんな気がしています。

原作の小説は未読でしたが、
機会を作って読んでみたいと思います。

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