昨日たまたま、あるインデックス投資家さんの
ブログを読んでいたときに
気づいたことだったのですが。
2022年2月に発行されている
個人向け国債の変動10年ものの
初回金利が年0.11%と、
2016年2月以来6年ぶりに
0.1%を上回りました。

個人向け国債って?
個人向け国債とは、日本の国が
国の運営に必要な資金を集めるために
発行する債券である日本国債の一種であり、
そのうち個人保有を目的として
発行されるもの。
変動10年
固定5年
固定3年
の3種類があり、金融機関などを通じて
販売・購入がされるものです。
今回、話題になったのは
変動10年のもの。
0.1%を上回るのは6年ぶり
変動10年ものの個人向け国債は、
半年ごとに適用利率が変わる
「変動金利」を採用しています。
また、どんなに下がっても
年0.05%の最低保障があります。
この利率の決定に影響するのが
「実勢金利」と呼ばれる
10年固定利付国債の金利であり、
いわゆる「長期金利」と呼ばれるもの。

日本では2016年にマイナス金利政策を導入後、
長期金利も低い水準で推移しており
個人向け国債の利率も長いこと
0.05%であることが多く、
たまに少し高めでも0.1%を
上回ることはありませんでした。
2022年2月発行の変動10年ものでの0.11%で
0.1%を上回るのは2016年2月発行の0.17%以来
6年ぶりとなります。
楽天銀行のマネーブリッジを適用した
普通預金の利息が年0.10%なので
それも上回ることになりますね。
キャッシュバックキャンペーンもあわせて
初回金利が6年ぶりに0.1%を上回った
変動10年の個人向け国債ですが、
販売する金融機関では購入に応じた
キャンペーンを実施しているところもあります。
SBI証券では、50万円以上の購入が対象となり
50万円の購入なら500円(購入金額の0.1%)と
購入金額に応じたキャッシュバックがあります。
変化は予想できないけど、納得する選択を大事に
実は私も、マイナス金利政策導入後は
2017年9月を最後に個人向け国債を
保有していませんでしたが、
この金利上昇を受けてこの2月に
再び少しだけ購入してみました。
環境の変化も予想はできないですし
この選択が未来に絶対の正解を
約束するものでもないですが、
変化に柔軟に対応してその時点で
自分が納得できる選択をすることは
大事にしていきたいと思います。