北野唯我さんの
『内定者への手紙 仕事ができる人になるための、ショートカットを目指す30問 : その質問はGiveになる』
を読みました。
内定者”から”の手紙に、唯我さんが答える一冊
本書は2021年1~4月にかけ4巻まで出版された
『内定者への手紙』のシリーズ作品の第5巻。
第4巻までを読んだ内定者だった人たちが
読んで学びを得たものの、
実際の実行イメージがわかずに
抱える新たな悩み。
そうした悩みを「質問」の形で
著者の北野唯我さんに手紙を送り、
そこに唯我さんがひとつひとつ
回答していく30のやりとり。
質問と回答によって、本シリーズの読書で
得た学びをより深めていく
位置づけの一冊です。
本書の章構成
第1章 自分の中の経営者を育もう
第2章 自己理解と強みを伸ばしきる方法
第3章 他者と協働し、人を動かす
読書中のツイート
経営者の部分を増やし、自分で納得して決めやりきる
唯我さんは仕事ができる人の定義について、
「自分が腹落ちした目標を達成できる人」
と冒頭で書かれています。
私はこの部分を「自分で納得して
自分で決めたことを確実にやり切れる人」
とも言えそうだなと考えました。
本シリーズでも経営者と実行者について
書かれた部分がありましたが、
組織で働いている人であれば
そこではそれぞれの立場があります。
私であれば企業で働く会社員であり
組織の実行者として動く部分が多くなります。
ですが、それとは別に自分という人間について
経営者と実行者の部分があって、
自分の中の経営者の部分は
多くしていく必要があるかと思います。
つまり、自分のことについて
自分で納得して自分で決める部分を
増やしていくことが大事なのではないかと。
これを「人生の意思決定」と
本文中にも書かれています。
納得感を持って自分で決めたからこそ、
それが自分事として全力でやり切れる。
経営者の自分で納得して決めたからこそ、
実行者の自分としても全うできることにも
つながっていきますよね。
周囲の光当たる部分が見えやすくなっていて
焦りを招きがちな現代ですが、
自分はどうしたいのかを見失わずに
自分で納得して決め、決めたことをやりきり
愚直に積み重ねていく。
目立たないことかもしれませんが、
そうして自分の人生を納得感を持って
経営していきたいですね。