レゴから学び、持っている”価値”を内と外の両側から考える。『競争にも模倣にも負けない 世界一ブランドの育て方』#朝渋読書

イベント

朝活コミュニティ、朝渋では
書籍の著者を招いたトークイベントが
月4回程度開催されています。

今日1月26日の朝に開催されたのは
『競争にも模倣にも負けない 世界一ブランドの育て方』

朝渋Vol.215/競争にも模倣にも負けない 世界一ブランドの育て方(ゲスト・蛯谷 敏さん)#朝渋 #朝活
おはようございます!朝渋代表の5時こーじです。価格競争や技術競争に陥らず、ライバルとの違いを打ち出すには?子供向け知育玩具として有名な「レゴブロック」皆さんも一度は目にしたこと... powered by Peatix : More than a ticket.

レゴの世界一へのあゆみを追い続けた、蛯谷敏さん

今回のゲストは、蛯谷敏さん。
朝渋の著者イベントでは
初めてお迎えしました。

日経ビジネスで記者・編集者として長く活動し、
現在はリンクトインのコンテンツ統括責任者を
務めています。

キャリアを通じて、これからの働き方や
新しい仕事の創り方、社会課題の解決など
多様なテーマで取材活動を続けています。

2021年11月30日に出版された新刊
『レゴ―競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方』
そしてそのあゆみを追い続けた
玩具メーカー「レゴ」の長い取材経験を題材に、
レゴが持つ力や価値の高め方などに
ついてお話をいただきました。

基調講演前のアイスブレイクには
LEGOでアヒルをつくるワークショップも。

私たちの人生や仕事にも得るものがある、レゴのあゆみ

蛯谷さんがロンドンで
「おもしろい会社を取材する」
仕事をしていた4年間。

その中で、レゴは聞けば聞くほど魅力的で
「日本の会社にも参考になるんじゃないか」
と思ったことが、新刊出版のきっかけに。

前半の基調講演では、創業からのあゆみを。

今でこそ世界一のブランドになったレゴも、
1980年代の特許切れをきっかけに
経営危機となり、どん底に。
1998年には創業以来初の赤字転落。

「何もしなければあと数年で破綻する」
まさに崖っぷちの状態から脱しV字回復を果たしたのは
自らが長年培ってきた強みであり、その発揮でした。

基調講演ではもうひとつのテーマであり、
書籍でも繰り返し問いかけられている
「人間の価値とは何か?」

ロボットの登場やAIの発展など、
人間がやっていたことの
代替も少しずつ進んでおり、
人間がいらなくなるのではという
懸念もされるようになりました。

「レゴがなくなったら、社会は何を失うのか?」

自分、コミュニティ、組織。
いろいろなものに置き換えても
投げかけのできる、問いですよね。

ひとつの企業の事例にとどまらず
日本の企業にとってはもちろん、
私たち一人ひとりが自分の人生や仕事について
考えるうえでも得られるもののある
レゴのあゆみだったように思いました。

発信から、本当に欲しいものに気づけ得られる

モデレーターの西村創一朗さんと
さまざまなテーマで話された
後半のトークセッション。

15年をかけて100人を超える方々に、
丁寧に取材をしてきたのも蛯谷さんの
相手に向き合う姿勢を感じられたのですが、
「取材の流儀」での発信のお話は
私が特に納得感を得たポイント。

人って意外と自分のことは
わかっていないもの。

アウトプットがきっかけで、
自分が本当に欲しかった情報に気づける
なんてこともありますよね。

発信して知ってもらうことで、
その分野に強い人に届いて頼れる
チャンスにもつながります。

個人的には、この発信を
あまりレベルの高いものとして考えずに
SNSでの少ない文字数でのものでも
良いのではないかな、と思います。

発信はこうあるべきだとか
型をととのえなければいけないと思うと
できなくなってしまいますからね。

日々の小さな変化に気づこう

最後に、蛯谷さんからの
今日から行動できることを。

トークセッション内でも話されていた
変化の振れ幅について。

そして、その変化の振れ幅を意識するために
日々の変化に敏感になることが大事だと。

物事に興味関心を持って日々観察をする。
一見影響ないような小さな変化にも
気づけるようにしようと思います。

私はすでに書籍を読んで
このイベントに参加しましたが、
気づきの広がりと深まりを得られたように思います。

蛯谷敏さん、ありがとうございました。

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