エマ・ヘップバーンさん著、木村千里さん翻訳の
『心の容量が増えるメンタルの取扱説明書』
を読みました。

メンタルを整える「道具」をまとめた一冊
仕事とプライベートの両立という無謀かつ
その難易度がより高くなった現代を
生きる私たち。
技術が進化しながらも、飛び交う情報は増え
私たちの生活はますます慌ただしいものに。
本書では、心の健康に役立つ
さまざまな「道具」を紹介。
自分の心を理解し、うまくつきあう。
心を守るための考え方や、
ストレスへの対処法など。
自分に合った、自分専用の
「メンタルを整える道具箱」をつくる
ヒントが詰まった一冊です。
本書の章構成
はじめに
第1章 心の健康の基礎をつくる
第2章 山あり谷ありの人生を乗り切る方法
第3章 感情の正体を知り、うまく付き合う
第4章 嫌な気分の原因を理解する
第5章 心の容量を増やす―行動編
第6章 心の容量を増やす―思考編
「メンタルを整える道具箱」の総仕上げ
おわりに
読書中のツイート
一人ひとり違うのが心。自分の心について知り、整える
近年、自分を取り巻く情報が増えたり
大小さまざまな変化が起こったりなど
自分の心が揺さぶられることが多々。
一方で、それを受け止める心は
そう簡単に強くなったり
変わるものではありません。
また、心は体の症状と違って
目に見えにくいものであるためか、
周りと同じようにできるべきで
弱音を吐くべきではないなど
社会には感情や心の健康に対して
偏見が多くあるのも事実です。
一見うまくいっていてポジティブな
空気であふれている場所には
実は表に現れない、抑圧された
ネガティブな感情が隠れていたり。
体の成長や刺激の感じ方に個人差があるように
心にも一人ひとり違いがあって、
受け止められる感情の容量は
一人ひとり異なるもの。
自分が休みたい、と思ったら
みんなと同じように頑張るのではなく
「休む」がその人にとっての正解。
自分の心について、容量を知る。
埋めつくしてくるものを知る。
そこにどう対処するかを知る。
ひとりひとり違う心について、
まず自分を知り、自分にとって必要な
「道具」を増やして整えていく。
心が疲れているときには
こうした心の専門的な内容は
かえって読みにくくなってしまいがちですが、
豊富なイラストを織り交ぜて読みやすく、
自分の心を知るワークも充実。
私は通常の3周の読書は完了しましたが、
別途時間を取って、本書のワークにも
取り組んでみたいと思います。