人は変化する。好奇心を持って丁寧に向き合い、問いかけをしていこう。『チームの魅力と才能を引き出す技術』#朝渋読書

イベント

朝活コミュニティ、朝渋では
書籍の著者を招いたトークイベントが
月2~4回程度開催されています。

今日1月14日の朝に開催されたのは
『チームの魅力と才能を引き出す技術』

朝渋Vol.213/チームの魅力と才能を 引き出す技術(ゲスト・安斎 勇樹さん)#朝渋 #朝活
おはようございます!朝渋代表の5時こーじです。2022年、1発目の朝渋イベントです。チームで成果を出すための「問いかけ」とは?
「仲間と一緒に新しいことを始めたい!」「チームで成果... powered by Peatix : More than a ticket.

2022年初回のイベントとして
開催されました。

「問い」から「問いかけ」へ。安斎勇樹さん

今回のゲストは、安斎勇樹さん。

組織の創造性の土壌を耕す
ワークショップデザインや
ファシリテーション論について研究。

2020年7月15日に『問いのデザイン』で
登壇して以来、1年半ぶりに
ゲストとして迎えた今回。

2021年12月23日に出版された新刊
『問いかけの作法』を題材に

問いかけの作法
チームの主体性と創造性を発揮したい、すべてのマネージャー必携!ベストセラー『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』の著者による最新作仲間と力を合わせ、チームで成果を出すためには、周囲に投げかける「問いかけ」の質を変えることが重要です。著者の長年の研究と実績をもとにノウハウ化された、チームの眠っているポテンシャ...

「チームの魅力と才能を引き出す技術」に
ついてお話をいただきました。

在り方の変化の中で、蔓延する4つの現代病

しんどいけど、変えるのはめんどくさい。
変えられないまま我慢しながら働き続ける。

そんな組織やチームの問題は
在り方の変化の中で起こっているもの。

トップダウンで決められたことを
やってきたファクトリー型の組織から
柔軟に対応していくワークショップ型へ。

ただ、変化を阻害するものとして
4つの現代病が。

仕事でよくある「どうしたらいいですか?」や
「〇〇が言ったから」問題や
「あいつはこういうやつだから」といった
決めつけなどもここに関係ありますよね。

そうして読めない痛みを伴う変化ができずに
多少痛みや我慢はあっても今すぐ死にはせず
とはいえすり減っていく現状維持を
選び続けてしまっている、と。

「問いかけ」で前提、こだわりに光を

仕事に限らず、人間関係の中で
相手の言うことや行動が理解できないのは
よくあることではないでしょうか。

ただ、それらの相手の言動には
前提や価値観、大事にしているものが
背景にあるはずです。

そんな目に見えない、氷山の下にあるこだわりを
見つけて育てるのが「問いかけ」。

それはまさに懐中電灯のようなもので、
どこにどんな角度で光を当てていくのかによって
見え方も、前提を知った時の納得にも
つながっていきます。

そもそも人は変わっていくもの

私が、おっ?と思ったのが
トークセッションの中で5時こーじさんが
モニラボのメンバーのズレを話した場面。

認識の固定化や関係性の固定化が
毎日コミュニケーションを取っていても
起こり、進んでいってしまっていたこと。

そもそも人は変わっていく生きものである。
この前提を持ち過去の印象などで
こういう人だと決めつけない。
これって大事なことかもなと私は思いました。

過去に話したことなどから
話題を持ち出されて話されたときに
イラっとしたことをふと思い出したのですが、
変わらないと決めつけられたことへの
憤りであり、納得するものがありました。

変わらないと決めつけていれば
コミュニケーションのコストがかからず
たしかに楽ではあるのでしょうが、
ちゃんとコストをかけて問いかけることを
大事にしたいですね。

成功体験にとらわれない、チャレンジを

ボウリングで3連続ストライクの後の
4投目にどう投げるか?

この話を聞いて思い出したのが
とあるJリーグクラブの話。

勝っているときこそ
チャレンジして変える。
その大胆さが必要であると。

勝った時と同じことを繰り返していると
研究し、進化している相手の対策を
上回ることができないのだと。

成功体験のとらわれ、
サクセストラップにはまらない。
だからこそ強いのですね。

好奇心を持ち、変わるを受け入れ
しっかりとコストをかけたやりとりを大事に
相手のこだわりに向き合っていく。
そんな問いかけを、丁寧にしていきたいものです。

安斎勇樹さん、ありがとうございました。

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