インスタントな答えに逃げず、丁寧な問いかけでこだわりを知る。読書メモ416-『問いかけの作法』

読書

安斎勇樹さんの
『問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術』
を読みました。

問いかけの作法
チームの主体性と創造性を発揮したい、すべてのマネージャー必携!ベストセラー『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』の著者による最新作仲間と力を合わせ、チームで成果を出すためには、周囲に投げかける「問いかけ」の質を変えることが重要です。著者の長年の研究と実績をもとにノウハウ化された、チームの眠っているポテンシャ...

私も参加している朝活コミュニティ、朝渋では
書籍の著者を招いたトークイベントが
月2~4回程度開催されています。

1月14日のイベントに著者の安斎勇樹さんが
登壇されるとのことで、
その登壇を前に予読しました。

登壇されるイベントはこちら

朝渋Vol.213/チームの魅力と才能を 引き出す技術(ゲスト・安斎 勇樹さん)#朝渋 #朝活
おはようございます!朝渋代表の5時こーじです。2022年、1発目の朝渋イベントです。チームで成果を出すための「問いかけ」とは?
「仲間と一緒に新しいことを始めたい!」「チームで成果... powered by Peatix : More than a ticket.

「問いかけ」でチームのポテンシャルを最大限に発揮する

企業や学校などをはじめ、世の中には
「チーム」の形式で進められるものが
多くあります。

ですが、そのチームを構成する
ひとりひとりの持っている力が
十分に発揮されないことも
多いのではないでしょうか。

認識の固定化、関係性の固定化、衝動の枯渇、
目的の形骸化の「4つの現代病」は
かつての組織やチームにおいては
目標達成を効率よく目指す中で
上手くできていたものですが、
今ではチームのポテンシャルが阻害される要因に。

それらの4つの現代病を乗り越え、
チームのポテンシャルが発揮された状態に
するための解決策としての
「良い問いかけ」について、
サイクルを説明し、実際に回し
実践していくヒントが書かれた一冊です。

本書の章構成

はじめに チームは問いかけから作られる

【Part I 基礎編】
第1章 チームの問題はなぜ起きるのか
第2章 問いかけのメカニズムとルール

【Part II 実践編】
第3章 問いかけの作法❶ 見立てる
第4章 問いかけの作法❷ 組み立てる
第5章 問いかけの作法❸ 投げかける

おわりに 問いかけをチームに浸透させる手引き

読書中のツイート

すぐに答えを求めず、丁寧に問いかける

私が関わっている仕事においては、
基本の原則があってここに忠実に
進めていく必要があります。

ただ「正しい答え」だけを求めて
その通りにやらないといけない。
ミスしてはいけない。
ここに焦点が当たってしまっていると
萎縮や恐れにつながり、
「衝動の枯渇」や「目的の形骸化」を
引き起こしてしまっているのも現実。

よくありがちな「どうしたらいいですか?」と
質問する側がインスタントな答えを求めて
答える側もそうしたインスタントな答えで
返してしまう問題もそうであり、
同じように「どうしたらいいですか?」が
繰り返されてしまうこともよくあります。

お互い、丁寧にその問題に向き合って
対応している余力がないことが背景にあり、
忠実に進めていく必要のある基本の原則が
目的として共有されていないという
問題になるのかもしれません。
「やらなきゃいけない」で時間を
埋めつくしてしまっていて
それがよい、とされる風潮も。

それをやることはわかっている。
では組織として何を大切にするのか。
つまり「こだわり」が何なのか。
ここが共有されていないのでは、と。

「考える暇もないほど没頭すれば
興味も持てるしわかるはずだ」
私も以前、ある人から言われたことなのですが、
これは対話の放棄であり、逃げであり
本書の記述でいうなら「4つの現代病」へ
まっしぐらではないでしょうか。

押さえておきたい原則が何のために、
何を大切にするためのこだわりとして
つくられているものなのか。
そして、かかわる人たちがそれぞれに
大切にしているこだわりは何なのか。
これらをしっかりと尊重して共有する。

そのために必要な対話であり、
大事な「問いかけ」。
そしてその前提の相手への好奇心、集中。

インスタントな答えに逃げない、
本質的な問題に向き合っていくために
丁寧に問いかけて一歩一歩進めていく。
改めてその大切さを確認できた、本書でした。

14日のイベントでお話を聴けることを
楽しみにしております。

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