実は正解のない、普通や正常。生きて、輝ける場所はある。読書メモ405-『コンビニ人間』

読書

村田沙耶香さんの
『コンビニ人間』を読みました。

文春文庫『コンビニ人間』村田沙耶香 | 文庫
累計九十二万部突破! 十八ヵ国語に翻訳決定の芥川賞受賞作 コンビニのバイト歴十八年目の古倉恵子。夢の中でもレジを打ち誰よりも大きくお客様に声をかける…現代の実存を軽やかに問う話題作。

コンビニで世界の部品でいられる、主人公

コンビニの店員でいるときに
世界の部品でいられる、
バイト歴18年、36歳の女性。

そんな主人公とその周辺の人間模様を描き、
現代社会を映し出す本作です。

読書中のツイート

普通、正常。実は正解はない。自分が生きる場所は必ずある

私は本書を読むにあたって、
「普通」や「正常」というところに
引っかかりを感じていました。

読書中のツイートにも
そうした言葉が表れているのが
そういうことかな、と。

世界が多様化しつつあると
いわれる現代といえども、
未だ多くの人が普通に生きることを求め、
他人にも同じように生きることを求める
風潮があるように感じています。

ですが、その「普通」の生き方って
どんな生き方をさすのでしょうか。

しっかりと言語化された、
かたどられたような正解はなくて
結局はその社会が滞りなく、
構成する人たちにとって都合よく、
違和感がなければその中身は
何だっていいのかもしれないなと思います。

同調圧力を持ってしまうと
決まった正解があるように錯覚してしまうけど、
実は、そんなものはないのかもしれません。

そんな正解のない世の中で、
一人ひとりに違いがあって、
それぞれに活躍できる場所がある。
主人公にとってのコンビニも
そういうことですよね。

周りの多くの人たちと違うことは
決してマイナスではない。
周りの声に屈する必要はないし、
自分が生きていく環境を選んでいければいい。

自分が生きていける場所、
輝ける場所は必ずある。

そういうことなのだと思います。

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