近い関係だからこそ、ちゃんと言葉にして伝えよう、聞こう。本当の気持ちを。読書メモ402-『コーヒーが冷めないうちに』

読書

川口俊和さんの
『コーヒーが冷めないうちに』
を読みました。

コーヒーが冷めないうちに 著者:川口俊和
お願いします、あの日に戻らせてください――。 過去に戻れる喫茶店で起こった、心温まる4つの奇跡。

本書のほか、シリーズ100万部を突破し
2018年には映画化もして
大ヒットした本作。

過去に戻れる。そんな喫茶店での奇跡

本作の舞台となったのは
とある街の、とある喫茶店のとある座席。

その席に座ると、望んだとおりの
時間に戻れるという不思議な都市伝説が。

ただ、戻れるのは良いことばかりでなく
めんどくさいたくさんのルールも。

そんな不思議な喫茶店で起こった
心あたたまる四つの物語を描いた本作です。

本書の章構成

第1話「恋人」結婚を考えていた彼氏と別れた女の話
第2話「夫婦」記憶が消えていく男と看護師の話
第3話「姉妹」家出した姉とよく食べる妹の話
第4話「親子」この喫茶店で働く妊婦の話

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伝えよう、聞こう。本当の気持ち

私は、本作は2018年に公開された
映画の鑑賞が最初の接点でした。

映画を見て、映像で見たこともあって、
文章だけでは読み取れない部分から
得たものもあってだと思うのですが、

「本当の気持ちをちゃんと言葉にして伝えること」の大切さ。

それを本作の四つの物語から感じました。

それぞれ近い関係性を持っていた、
本作の四つの物語の登場人物たち。

私たちは、近い関係であればあるほど、
ついつい言葉にしてコミュニケーションを
取ることを怠ってしまいがち。

言わなくてもわかってくれるだろう。
察してくれるだろう。
察してほしい。

それは相手への期待となり、
そしてその通りにいかないと
一歩間違えれば憎しみにも。

そして伝えることを怠ったまますれちがい、
いずれ離れることとなった時に
相手の本当の気持ちを知って
後悔することも多いのではないでしょうか。

あのときこうしていれば。
そう、引きずってしまう。

本作では、過去に戻れるけど
戻ってどんな努力をしても現実は変わらない
設定がされていました。
そう、現実は変わらない。

それでも戻りたいと思うのであれば、
そこに未練や後悔があって、
そこでけじめをつける。
そして未来に引きずらない。
それだけではないでしょうか。

たとえ近い関係であったとしても、
本当の気持ちを伝えられるときというのは
そんなに長くはないのかもしれません。
それこそ、コーヒーが冷めないうちの
ほんのわずかなのかもしれません。

近い関係、大切な相手だからこそ。
勇気を出して本当の気持ちを
言葉にして伝える、聞く。

それが、本気で相手と向き合うという
ことなのかもしれませんね。

心あたたまる四つの物語に触れ、
ちゃんと伝えることの大切さに
改めて気づかせてもらった。
そんな気がしています。

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