SNSについては、さまざまな意見がありますが、
それなしではありえなかった人との
出会いや交流があることもまたひとつの事実。
今回はそんなSNS、Twitterでの出会いを
きっかけにとして読んだ一冊の読書レポを。
読んだのはグロねえさんの
『「転職後」の教科書』

大事な、転職「後」の三年の過ごし方
一社で長く働く働き方が主流で
珍しいものだったのは昔のものとなり、
多くの人が経験するものへと
変化していった転職。
ただそこには昔の名残がまだあって、
転職も内定や入社がゴールになっている
ところもまだあることを感じます。
ですが、本当に大事なのは
転職して新しい場所で働く「転職後」であり、
この転職後をどう過ごし働いていくかで
その後のキャリアにも大きな影響があります。
本書は、著者がご自身の転職経験などを通じ、
転職において本当に重要な
“「転職後」の三年間”の過ごし方を
まとめた一冊です。
本書の章構成
はじめに─なぜ、転職後の三年間が大事なのか?
1年目 忍耐力と順応性が問われる
2年目 「巻き込み力」を使い、成果を上げる
3年目 次なるステップに向けて挑戦し続ける
まとめ 成功する転職・失敗する転職
おわりに
読書中のツイート
まずは、今の自分ができることをやる
転職する前と、転職した後。
どちらの方が長くて、かつ本人にとって
重要なことかというと、後者だと思います。
こうしてことばにすると
その通りだと思うのですが、
あまり触れられる機会がなく、
公開されている体験談なども
少なかったような感覚があります。
ふと、自分が転職した10年以上前を振り返ると、
当時は職種で転職活動をして
希望の職種で内定をいただき、
「内定ゴール」になってしまった感があり
その後入社してから苦労した記憶があります。
もちろん、今思うと転職後の方が大事だし
たいへんなこともわかります。
当時はそこまで考えられずに
その頃の自分に読ませたかったな、と
本書を読み進めていく中で感じていました。
また、転職後の三年間が大事と、
3年を一区切りにして各年のポイントが
紹介されているのですが、
これは転職に限らず活かせるところかなと。
転職はもちろんですが、
社内での異動や業務内容の変化などの
何かしらの「環境の変化」にも
応用できるのではないかと思います。
それは組織内部に限らず、
周辺・近くの外部環境や
世界といった大きなものまで。
そして、それぞれの年のポイントはあるものの
その根底にあるのが
「自分にできることをやって、成果を出す」
ではないかな、と。
現状に停滞感があると、
ついつい変化を望んでしまいがちですが、
まずは今の自分になにができるか。
そして、そのできることをやる。
地味だけど、徹底していきたいですね。