登場人物たちの心情に映し出される、今の世の中。お互いを認め合い、生きやすい世の中になることを願いたい。映画メモ102-『竜とそばかすの姫』

映画

映画『竜とそばかすの姫』を鑑賞しました。

インターネット空間の仮想世界が舞台

『未来のミライ』などの細田守監督の
新作となるアニメーション作品の本作。

幼いころに母親を亡くして
心に傷を抱えた17歳の女子高生が
“もうひとつの現実”と呼ばれる
インターネット空間の仮想世界で自分を表現し、
変化していく様子を描きます。

さまざまな登場人物(キャラ?)、今の世の中を映し出している?

7月16日に公開されてから2ヶ月。

既に多くの方が鑑賞されていますし、
作品の感想や解釈は人それぞれだとは思います。

現実世界や仮想世界に登場する
さまざまな登場人物やアバターたちの言動に、
今の世の中が映し出されているように感じました。

合唱団のおばあちゃんの言葉。
「実はこの歳になっても、
幸せってなんだかわからないの」

人を助ける、力になるということの重み。
苦しい状況にいる人の気持ちは、
当事者でないとわからないこと。

現実世界(=表)で見せている部分と、
仮想世界(=裏)に秘め隠し持つ部分と。

見せかけの「正義」を振りかざして
コントロールしたい人がいたり。

現実世界で、自分や他人を認め合える世の中を

細かく書くと書ききれないほどなのですが、
大きな問題としては現実の世界で
自分や他人をちゃんと認め合えなかったり、
つらいことを表に出せなかったりなど
生きづらい世の中になっていることが
背景にあるように私は感じました。

その生きづらさがあって、
作品の中では”もうひとつの現実”である
仮想世界が「全世界で50億アカウント」と
支持されている設定になっているのかと。

もちろん、仮想世界での自分のアバターも
その基礎になるのは自身ですから、
仮想世界で認められ生きやすくなることは
きっかけとしては良いことだとは思います。

きっかけはきっかけとしてプラスの力にし、
最終的には現実世界でのお互いを
ちゃんと認め合える。
そんな世の中に向かっていってほしいです。

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