拡大、向上だけが全てじゃない。人間としてちゃんと「生活」することも大切。無理なく、続けていけるやり方を。読書メモ287-『売上を、減らそう。』

読書

中村朱美さんの
『売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放』
を読みました。

ランチのみ100食限定、残業ゼロの飲食店の経営

京都の「佰食屋」の店主を務める
本書の著者、中村朱美さん。

・ランチのみ、の国産牛ステーキ丼専門店
・どんなに売れても、1日100食限定
・営業、わずか3時間半
・インセンティブは、早く売り切れば早く帰れる
・飲食店なのに、残業ゼロ
・なのに従業員の給料は、百貨店並み

といった、従来の飲食店の常識と
言われていたことを打ち破る経営をし、
メディア等でも話題に。

社員を犠牲にしてまで
「追うべき数字」なんてない。

著者のつくりたい働き方が反映された
佰食屋のビジネスモデル、働き方が
まとめられた一冊が本書です。

本書の章構成

はじめに 正しい知識はなぜ実践できないのか
第1章 超ホワイト企業「佰食屋」はどのようにして生まれたのか
第2章「100食限定」が生んだ5つのすごいメリット
第3章 佰食屋の労働とお金のリアルな実態
第4章 売上を目標にしない企業は、社員になにを課しているのか
第5章 佰食屋1/2 働き方のフランチャイズへ
おわりに

読書中のツイート

拡大、向上だけが全てじゃない。自分が無理なく続けていけるやり方を

売上や利益を増やし、事業規模を拡大する。
一見、よくある経営ですし、
それが良いものとされてきた
風潮がありました。
そして昨今は、最高益を更新する企業も続出。

ただその一方で、働く人の
生活は一向に向上せず、
頑張った人が報われない状況が
あちこちの企業で起こっています。

私もここ最近、確かに売上は増えているけど、
素直に喜べないと思うことが増えました。

これって、業績だけを追い求めて
そこで働く人を置き去りにしてきた。

その結果であり、同時にそれまで
正しい経営とされてきた
拡大、向上だけが全てでなく、
あくまで考え方の1つに過ぎないと
いうことなのだなと思います。

会社などの組織は売上を上げなければ
生き残っていくことはできませんが、
その売上はそこで働く人がつくり、
働く人がいて初めて成り立つもの。

だとすれば、拡大、向上のために
無理をするだけでなく、
働く人たちを大切にしていくのも
重要なことの1つ。

本書を読んでいくなかでの
「業績至上主義」からの脱却は、
まさに私の考えとも合致し、
共感するものがありました。

組織で働いているのであれば、
組織の一員である以前に人間です。
だとすれば、働くことも大事。
だけど、その前に人間として
ちゃんと「生活」をすることも
大事なことではないでしょうか。

そしてその基盤として「生活」が
ちゃんと整っているからこそ
仕事にも全力で取り組める。
そう思うのです。

私もただ上を目指すだけのために
ただただ消耗していく働き方には
疑問を持っていましたが、
本書を読むことでそれがクリアになった。
そんな気がしています。

まずは自分が人間らしく
ちゃんと「生活」する。
そのうえで自分が納得する働き方、
無理なく、続けていけるやり方を
作り上げていこう。
そう思わせてもらった一冊でした。

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