「ここじゃない世界」はじまりは自分であり、その答えは自分の中にしかない。読書メモ383-『ここじゃない世界に行きたかった』

読書

塩谷舞さんの
『ここじゃない世界に行きたかった』
を読みました。

『ここじゃない世界に行きたかった』塩谷舞 | 単行本
アメリカ在住の人気エッセイストが贈るデビュー作 あたりまえに生きるための言葉を取り戻す。出会うべき誰かと強く惹かれ合うために――。多様性の時代を象徴する珠玉のエッセイ集。

思う、感じる、考える。

Webメディアの執筆などで
多くのヒット記事を生み出し、
「バズライター」の異名をとる著者。

ただ、そうした記事の量産において
自分が書いているのか、
大衆が求めるものを書かされているのかも
わからなくなってしまうもの。

そこで、著者は数年前から
noteマガジン『視点』をスタート。

そこには、他者の依頼にこたえるものでなく、
自身の思考や、ひとりの人間として生きていく中で
感じたままに、自分のことばで綴ったもの。

本書は、そのnoteマガジン『視点』からの抜粋と、
新たな書き下ろしを加えたエッセイ集です。

本書の章構成

はじめに
Ⅰ 共感、美しくあること
Ⅱ じぶんを生きる
Ⅲ 生活と社会
Ⅳ 小さな一歩
あとがき

読書中のツイート

ここじゃない世界、そのはじまりは「自分」

現状や自分自身への不満や欠乏、失望は
いつだってついてくるもの。
こんなはずじゃない、ここじゃない…。

そして、その答えをついつい他人や他の場所など
外の世界に、わかりやすい形で求めてしまいがち。

また、メディアなどもPV稼ぎのために
わかりやすく華やかな側面だけを伝え、
そこに流されてしまうことも。

だけど、解像度を上げて見ると
別の場所には別の現実があって、
そこにはまた別の問題があったり、
本当に自分にとって適しているかは不確定。

結局は、自分が生きる現実は
自分も作っている一因であって、
そして同時に広い世界の中での
一部でしかないということ。

理想やあこがれを持つのは
良い変化のきっかけづくりには良いけれど
理想とともに現実ともちゃんと向き合うこと。
自分の五感に正直になって、
感じたことを大切にする。
そして、いま自分ができるひとつひとつの
小さなことを大切に積み上げていく。

欲しいと願う「ここじゃない世界」
そのはじまりは、結局は自分なのであり、
自分とその周りにあるものから
解像度を上げていくことの大切さを
改めて気づかせてもらえる一冊でした。

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