決まった正解ではなく、自分の見方や感じ方、考え方を大切に。読書メモ381-『13歳からのアート思考』

読書

末永幸歩さんの
『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』
を読みました。

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考
論理もデータもあてにならない時代、20世紀アートの6作品で「アーティストのように考える方法」を手に入れる!

正解のない時代の「アート思考」

さまざまな物事に決まった正解がなくなり、
「こうすればOK」とは言い切れなくなった現代。

本書は中高生向けの「美術」の授業をベースに
「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、
「自分なりの答え」を生み出し、
それによって「新たな問い」を生み出す
という、いわゆる「アート思考」のプロセスを
わかりやすく解説した一冊です。

本書の章構成

[PROLOGUE] 「あなただけのかえる」の見つけ方
[ORIENTATION] アート思考ってなんだろう――「アートという植物」
[CLASS 1] 「すばらしい作品」ってどんなもの?――アート思考の幕開け
[CLASS 2] 「リアルさ」ってなんだ?――目に映る世界の”ウソ”
[CLASS 3] アート作品の「見方」とは?――想像力をかき立てるもの
[CLASS 4] アートの「常識」ってどんなもの?――「視覚」から「思考」へ
[CLASS 5] 私たちの目には「なに」が見えている?――「窓」から「床」へ
[CLASS 6] アートってなんだ?――アート思考の極致
[EPILOGUE] 「愛すること」がある人のアート思考
[“大人の読者”のための解説] 「知覚」と「表現」という魔法の力(佐宗邦威)

読書中のツイート

見方もとらえ方も解釈も無限、自分なりの考えを大切に

学校教育における、「技術・知識」偏重型の
授業スタイルが中学以降の美術への
苦手意識の元凶ではないかと
冒頭で問題提起をした著者。

たしかに、私も中学生の時には美術は
苦手であり低い評価を受けた教科でした。
そこにはやはり、決まった答えがあったり、
教師の基準に沿わないものは
良い評価は得られなかった記憶があります。

おそらく、アートへの敷居を高くしているのも
こうした学校教育の影響があって、
「アートとはこうあるべき」という考えや
「レベルの低いものの参入を許さない」
という考えがあるように思いました。

だけど、ものの見方もとらえ方も
その解釈の仕方も表現の仕方も。
すべて、無限に存在するものであり、
「こうあるべき」で語られるような
決まった正解は存在しないものです。

私とアートの関係でいえば、
個人的にはなんでもアートになり得るという
考えを持っているのですが、
それは2016年の六本木アートナイトでの
「アートの体験」があったからかな、と思っており、
この「体験」が既存の枠組みから
解放してくれるものなのかもしれません。

それこそ、日常を生きる中で見たものについて
自分なりの解釈をして、自分なりの表現をする。
これだって、アートになり得るのです。

物事に対して、こう見なきゃいけない。
こう考えないといけない。
こう解釈して、こう表現しないといけない。
すべて、そんなことはありません。
見方も、とらえ方も、解釈の仕方も
表現の仕方も、すべて無限です。

誰かに流されることなく、
自分なりの見方や考え方。
自分で見たもの、感じたこと。
それらを自分の手段でアウトプットする。
大切にしていきたいですね。

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