ペインを探し、問い、やってみる。読書メモ357-『内定者への手紙 ペインを探せ!』

読書

北野唯我さんの
『内定者への手紙 ペインを探せ!-なぜあなたの提案は通らないのか?-』
を読みました。

提案の本質を学ぶ

本書は『内定者への手紙』の
シリーズ作品の第3巻。

「これを見れば、全部載っているよ」
そう言えるような、一生ものの武器が
ギッシリと詰まった本シリーズ。

第3巻の本書では「提案」がテーマ。

仕事でも、提案する場面が
たくさんあります。

その提案について、
①問いの立て方
②情報の刻み方
③提案の纏め方

の3ステップで、著者が実践している
テクニックを伝えて
提案の本質について学ぶ一冊です。

読書中のツイート

そもそもその仕事、何のため?に行き着く

本書の「はじめに」に書かれていた

「仕事の本質とは「提案」であり、
そして「ペインを探すこと」から始まる」

私たちは仕事や日々の生活の中で
さまざまな問題や不便、不満などに出会います。

それらは、理想とは差分のある状態であり、
本書で言うところの「ペイン」
まずはそこに気づくことから。

世の中の問題解決であっても、
個人の「こうありたい!」をかなえるにしても、
そのはじまりは同じことですよね。

もっと良くできないだろうか。
こうしてみたらどうだろうか。
今はこういう状況で、本当はどうしたい?

それらの問いをかけ、できることから
実行に移して試行錯誤する。

つまり、そもそもその仕事は、
何のためにやるものだろうか。
誰のどのようなペインを
どのような実行によって解消していくのか。
ここに行き着くのだと思います。

私も、会社や個人でやっていることや、
毎日更新しているこのブログについても、
改めて振り返ってみます。

それは、提案のある「仕事」になっているか。
ただ実行するだけの「作業」になってないか。
そして、現状を把握したうえで、
本当はどうしたいのか?
つくりたい理想に向けて、
もっと良くできないだろうかと。

こうして問う習慣を、
日々持ち続けていきたいです。

私はこの4月から社会人20年目になり、
内定者時代からはだいぶ遠くなりましたが、
読むことができ、良かったと思っています。

これも内定者だけでなく、
すべての人に学びがある一冊でした。

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