現状を知り、まるっと認める。感じたことに、向き合ってみる。それが望む”勝ち”へのスタート。読書メモ352-『ウィニングカルチャー』

読書

中竹竜二さんの
『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』
を読みました。

著者の中竹竜二さんには一昨日の3月19日に
朝渋の著者イベントにご登壇いただきました。

足りないところも全部、自分をまるっと認める。それが"勝ち"へのはじまり。『勝ちぐせのある人と組織のつくり方』#朝渋読書
今日3月19日の朝は、朝渋の著者イベント『勝ちぐせのある人と組織のつくり方』に参加しました。この今朝の著者イベントを振り返ります。勝ちグセのある組織を創る、中竹竜二さん今回のゲストは、中竹竜二さん。選手ひとりひとりの自律を支援する指導法で早...

勝ちぐせのある組織と
その組織文化づくりについて。

zoomのチャットも活用しながら
双方向のコミュニケーションで
お話しいただきました。

イベント前に2周予読し、
そしてイベント直後に1周読んでの
読書記録としてまとめます。

見えづらい組織文化を変え、強い組織への一冊

チームや組織、企業の中で共有される、
言語化しきれない価値観や習慣、クセ。

それらをまとめたものが、組織文化。

私も著者イベントの際に、
「ことばにしきれていないけど、感じていること」
も組織文化によるものではないかと解釈し、
ツイートしました。

こうした目に見える形になりづらいもの。
変えて、強い組織になるための
方法を紹介したのが、本書です。

本書の章構成

第一章 組織文化は唯一無二の競争力
第二章 組織文化とは何か
第三章 組織文化を「知る」
第四章 組織文化を「変える」
第五章 組織文化を「進化させる」
終章 組織文化に至る旅
特典対談 組織文化の変革に役立つインテグラル理論

読書中のツイート

まずは目の前の現状を知る、それがすべてのはじまり

自分たちにとっての理想。
つまり、「勝ち」がある。

「勝ち」を目指して強い組織にする。
そのために組織文化を変える。

こう言語化すると、変えることが
何の疑いもなく良いことである。
そう見えます。

しかし、本当にそうでしょうか。

たしかに理想を目指すことも、
そのために変化することも、大切です。
現代では「変化し続けること」が
良いと言われる風潮もあります。

ただ、現在地がわからないまま、
闇雲に変えてしまうのは本末転倒です。

なので、まずやることは、
現状を正しく知る。

良いところはもちろんのこと、
弱いところや隠してきたところ。
触れられると痛いところ。
嫌だと思った、違和感を持ったこと。
納得できないこと。

その全部が今の自らの現状であり、
全部に目を向けて、まるっと認める。
感じたことに、向き合ってみる。

それが現状を知ることであり、
変えていくためのスタート地点にも
なるのだと思います。

今どこにいるのか。
そして、理想に向けて何を活かして伸ばし、
何を変えていくのか。

それらを把握してはじめて、
手段としての変化が意味を持ち、
必要なことができるわけです。

足りないところ、都合の悪いことほど
隠したくなるしさらけ出すのは怖い。
得意なところなどで成功体験があると、
なおさら怖いけど、足りないところを
認めるところから。

そうして認めることのできた自分の弱さと
できる未来を信じて伸びしろを見ていければ、
今、理想とはかけ離れた自分でも
「まだまだこれから」とできるように
なっていくプロセスも楽しんでいけると、
著者イベントでもお話しいただき、
勇気をもらえたと思っています。

この現状把握の話は、組織に限らず
個人においても当てはまると、思いました。
個人が集合してつくられたのが組織であり、
その最小単位が個人であるわけですからね。

自己理解が大切であるという話も、
ここに通じると、思いました。

私も、自分の全部に目を向け、
まるっと認めて現状を正しく知ることから
はじめてみたいと思います。

勝ちぐせのある組織づくりや
組織文化の形成にはもちろんのこと、
個人としての「勝ち」を考えていくことにも
学びの多い一冊でした。

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