西岡壱誠さんの
『「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考』
を読みました。
朝渋で著者の西岡壱誠さんの登壇イベントが
9月9日に開催され、
視聴参加したことをきっかけに
購入して読んだ一冊。
先天的な才能ではなく、思考回路
東大に在学する著者の西岡壱誠さん。
高校3年生の時には偏差値35であり
ご自身でも「筋金入りのバカ」だったとのこと。
そこから東大を目指すも、
現役・一浪と、2年連続で不合格に。
この経験から、東大生のやり方や
思考回路について研究して実験。
三度目の正直で東大合格を果たし、
東大生の頭の良さは先天的な才能でなく、
後からでも身につけられる
「思考回路」であることを示しました。
本書は、その「思考回路」について
5つの技術としてまとめた一冊です。
本書の章構成
PART 1 日常生活で「地頭力」がグングン高まる東大思考
CHAPTER 0 「東大生の頭のよさ」は日常生活でつくられる
CHAPTER 1 原因思考で「たくさんのことを一度に記憶」できる
CHAPTER 2 上流思考で「難しいことを超わかりやすく要約」できる
CHAPTER 3 目的思考で「どんな人にも必ず伝わる説明」ができる
CHAPTER 4 裏側思考で「普通は思いつかないひらめき」が湧く
CHAPTER 5 本質思考で「どんな問題もスラスラ解決」できる
PART 2 「地頭がいい人」の頭の中はこう動いているーー「東大思考」実践編
CASE 0 東大思考は「あらゆる場面」で「一生」使える
CASE 1 「よく覚えてるな、そんなこと!」と言われる人の頭の中【原因思考】
CASE 2 「めっちゃプレゼンうまいよね!」と言われる人の頭の中【上流思考】
CASE 3 「あの人の指示、わかりやすい!」と言われる人の頭の中【目的思考】
CASE 4 「なんでそんなこと思いつくの?」と言われる人の頭の中【裏側思考】
CASE 5 「あの人に任せておけば大丈夫!」と言われる人の頭の中【本質思考】
読書中のツイート
日常の中にある本質を、考えたい
読了時のツイートでも書きましたが、
私たちの日常生活においては
情報や商品などの最終成果物、
本書のことばを借りるならば
「結果」や「下流」がものすごい勢いで
提供されています。
そして1つ1つの個別事象に
一喜一憂してしまい流されることも。
メディアや一部のインフルエンサーなど
いわゆる「煽る」人たちも
これを利用していると思われるのが
たちが悪いよな、と見ていて感じます。
近年、身の回りに流通する情報は
爆発的に増大し、考えない方が
楽であることは確かですし、
考えずにスルーして生きていくこともできます。
ですが、流されて生きていくことで、
自分で判断できない。
つまり、自分で主導権を持てない。
そんな問題があるように思います。
日常生活の中の1つ1つのこと。
そこにある原因、背景、目的、裏側。
そして、本質。
「これはなぜなんだろう?」
「この背景にあることは何なんだろう?」
「これは何のためにやっているのだろう?」
「違う見方はできないだろうか?」
つまり、どういうことなのだろう。
日常の中でそれらを考え、
自分で納得したうえで判断する。
それが自分の人生に主導権を持つと
いうことなのだと思います。
そのための考え方について、
学びを得られた一冊でした。
日常の小さなことから向き合い、
考える習慣、つけていきます。