なりたい自分になることは大事。それと同時に、人を応援できる人であることも大事。映画メモ91-『浅田家!』

映画

映画『浅田家!』を鑑賞。

浅田政志さんの実話に基づいた、人間ドラマ

三重県津市出身の写真家・浅田政志さんの
写真集「浅田家」「アルバムのチカラ」を原案に、
実話に基づいて作られた本作。

専門学校時代の課題で家族写真を撮影して
自分を表現した浅田政志さん。

家族でさまざまなシチュエーションで
撮影する家族写真を集めた写真集で脚光を浴び、
写真界の芥川賞といわれる
2008年度の第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。

その後、岩手県の家族の撮影をきっかけに、
東日本大震災の津波で泥だらけになった写真を
洗浄して持ち主に返すボランティア活動。

そうしてご自身が写真を撮り、
また写真をきっかけにした活動をしながら、
その中で触れた人々とのつながりを描いています。

人を応援できる人に

本作でよく登場したセリフ
「なりたい自分になる」

この原案となった浅田政志さんは
写真家という「なりたい自分」になりました。

ただ、そうなれたのも自分の力だけでなく
家族をはじめ応援してくれる人の
存在があったから。

作品中でも、心が折れた場面も
何度も見られましたが、
そのたびに応援してくれる人の支えで
立ち上がってきています。

家族写真を展示した個展で出会った
出版社の社長も、写真集が売れなくても
「いいものはいい」と評価してくれて
撮り続けられたわけですし、
ボランティアで出会った大学院生も
その活動に意味を見出せずに
孤独で心折れそうになる場面が。

どんなにいいことであり、
それが後に光の当たることであったとしても、
誰からも応援されないうちは
本当に苦しいもの。

その苦しみが痛いほど伝わってきましたし、
応援してくれる人の存在が本当に大切で
あることを感じさせられました。

「なりたい自分になる」ことももちろん大事。
同時に、人を応援できる人であることの
大切さを教えてくれた一本でした。

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