ひがしゆうやさんの
『おしゃべりマニア直伝 うけるトークのコツ100選 ~話すのが苦手な人に読んでもらいたい本~』
を読みました。
おしゃべりマニアが伝える「トークのコツ」
おしゃべりマニアの肩書きを持ち、
漫才師やセミナー講師、公式ライバーなど
トークの仕事で活躍しているひがしゆうやさん。
本書は、著者が日頃から意識、実践している
トークのコツをご自身のTwitterから
100ツイートを厳選して紹介した一冊です。
トークの秘訣や話し方スキル、
話の聞き方など、
テーマごとの章構成で
読みやすくなっています。
本書の章構成
まず押さえたい トークの秘訣10選編
トークが変わる 心構え・考え方編
トークが変わる 話し方スキル編
トークを磨く 上達マインド編
トークに生きる 話の聞き方編
トークを盛り上げる 笑いのコツ編
読書中のツイート
本書では2つのツイートを抜粋し
引用リツイートの形で私がコメント。
このツイートは、言葉の価値が
関係性によって異なることについてですが、
本書を読み進めていくとこのツイートに限らず、
関係性や信頼関係に関するツイートが
たくさんあることに気づきました。
これは、本書のキーの1つかな、と。
話すこと、コミュニケーションは
話し手と聴き手、双方がいて初めて成立します。
そして、その伝わり方や意味は、
両者の関係によって大きく異なることも。
よく言われる「何を言うか、よりも誰が言うか。」も
この関係性によるものですね。
私たちは話すことについて
改善したいと思うとき、
ついつい、話す内容や話のうまさに目を向けがち。
ですが、お互いの関係構築があってこそ
上手い話が上手く活きるわけであり、
それこそもっとも大事なこと。
SNSでも、いいことを言っているようでも
反応がないのは、そのいいことを言えたり
相手から言われて納得できる関係構築の
不備ということなのでしょうね。。
2つめはこちらを。
とにかく、場数を踏む。
ただただ、これにつきますね。
ショートカットできる近道は存在しないもの。
結局のところ、王道をしっかりとやっていく。
結果として一番の近道なんですよね。
私はブログなどで文章を書くことをしており、
「書く」に置き換えてみましたが、
やはり同じことが言えるな、と思いました。
技術よりも大切なものが、ギュッと詰まった一冊
著者ご自身、おしゃべりマニアの肩書で
活躍されており、話す力は高い方です。
また、トークのコツというと、
技術的なことを考えられる方もいるでしょうか。
本書でも、話すことについて
基本の技術的なことについても
多少は触れられていますが、
トークとはそもそも、話し手と聴き手の
両者がいて初めて成り立つものです。
そして私たちは機械でなく、心のある人間です。
そこで本当に大切なのは、
話す内容や話のうまさよりも、
関係性や信頼関係などの関係構築の部分であり、
だからこそ、本書でも多くの内容を割いて
ツイートを厳選されたのではないか、と
読んでみて私は感じました。
話すことについて、技術よりも大切なものが、
ギュッと詰まった一冊です。