楽天銀行の資金お引っ越し定期。普通預金よりは好条件だが、個人向け国債などとどう共存していくか。

マネーのお話

楽天銀行で、自分名義の他金融機関から
振込入金をした資金で、特別金利の定期預金が
設定できるサービスがあります。

自分名義の他金融機関からの資金で特別利息適用

他行の自分名義口座から
振り込んだ金額に対し、
期間1ヶ月の定期預金の利息は
税引前で0.12%が適用される商品です。

「資金お引っ越し定期」(楽天銀行Webサイト)

資金お引越し定期 | 円預金 | 楽天銀行
※本商品は、「ご自分名義の他行口座からの振込資金に対して適用されるもので、通常の円定期預金金利よりも好金利となっています。

楽天銀行→他金融機関→楽天銀行、もOK

なお、「他行の自分名義口座からの
振込分について適用」ということですが、
一旦、楽天銀行に預けていた資金を他行の
自分名義口座に移してから再度、
楽天銀行の口座に振り込みした場合にも
対象の資金として扱われます。

この点は、過去のキャンペーン同様、
私自身の口座で確認しました。

他行振込手数料無料サービスを上手に活用

私はこの定期預金を設定する際には、
住信SBIネット銀行の
他行振込手数料無料サービスを利用し、
楽天銀行と住信SBIネット銀行間で資金移動、
楽天銀行に預けている資金の一部を
この定期預金に預け入れ、設定しています。

少しだけ高い利息のための振り込みに
手数料がかかってしまっては
利用する意味はないので、
ご自身の持っている銀行口座の中での
他行振込手数料の無料サービスを
うまく活用するのがおすすめです。

個人向け国債などと比較すると…?

この楽天銀行が実施している
資金お引っ越し定期の税引前金利は0.12%。

たしかに、普通預金や他の定期預金と比較すると
高めの金利ではあるのですが、
これが魅力的かどうかは疑問符がつきます。

8月に購入を募集していた
個人向け国債の変動10年は
初回金利が0.39%と、
資金お引っ越し定期の3倍の以上の
金利水準でした。

9月の個人向け国債の購入募集は明日7日からで
変動10年の初回金利も本日6日に発表されますが、
金利水準だけ見ると個人向け国債に
分があるように感じます。

9月設定の運用期間は30日

9月設定の場合の運用期間は30日。
利息に税金のかからない、
利息が6円になるパターンは
60,834円の定期預金となりますので、
少額からやって試してみるのも
良いかと思います。

比較的金利の良い短期間の定期預金、活用を

普通預金に預けていても利息は
ほとんどつかないですし、
他にもキャンペーン金利適用の定期預金を
展開している銀行も多いです。

ただ調べてみると
6ヶ月や1年とある程度の期間資金が拘束され
利息が年0.10%前後と
あまり良いと思えない商品も。

それらを利用するよりは
メリットはあると思いますので、
こういった短期間での金利の良い定期預金、
選択肢の一つにしてもいいかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました