コミュニケーションを無理なく楽しむ。そのヒントとしての「聞く」。読書メモ496-『聞く習慣』

読書

いしかわゆきさんの『聞く習慣』を読みました。

「聞く」ことによるコミュケーション

私たちは日々生きていく中で
欠かせないコミュニケーション。

その中には会話があり、その会話を
特にそれほど親しくなかったり
親しくなりたいと思えない人と話すことを
苦手とする人も多いのではないでしょうか。

そうした「興味を持てない」けど
会話しないといけない相手との
コミュニケーションを少しでも円滑に進め
楽しんだりなにかを得られるものにする。

そのヒントは「聞く」であると、
著者がインタビューライターになって
自分が話さずとも相手に話してもらうことで
会話が成り立つ経験を経て気づきを得ました。

インタビュアーのつもりで話を聞き、
どんな相手ともラクに会話できる。

本書では、そのためのちょっとした
ヒントが紹介されています。

本書の章構成

はじめに:相手に話してもらえば、会話はもっとラクになる
第1章:ハードルを下げると会話がしたくなる
第2章:面白い話を引き出せると会話が楽しくなる
第3章:うまく返せると会話が止まらなくなる
第4章:落とし穴を知っておくと会話が怖くなくなる
第5章:「書く」ことで「聞く」が習慣になる
第6章:「聞く」ことが与えてくれるもの
おわりに:「聞く」ことで知り得たもの、見つけられたこと

読書中のツイート

人に興味はなくても、コミュニケーションは楽しめる

会話をはじめ、コミュニケーションというと
相手に興味を持たなければいけない。
ついつい、そんなことが思われがちであり、
コミュニケーションを苦痛なものに
してしまっている要因に。

日常生活を送るなかで、避けて通れない
会話やコミュニケーションだからこそ、
めんどくさくなってしまい
多くの人が苦手意識を持ってしまって
いるのではないかと思います。

気の利いたこととか、相手が喜ぶような
面白いことを話さなきゃいけない。
そんなふうに義務のようにとらえてしまうと、
コミュニケーションのハードルが上がり
しんどいものになってしまうのかもしれません。

だとすると、どうしたらしんどいものではなく
楽しいものやしてよかったと思えるものに
していけるかを考えていけると
いいのかもしれません。

そうしたところへのヒントとして、
本書で紹介されているポイントの
ひとつひとつは参考になるのでは
ないかと思います。

また、人への興味についても。
人そのものについての興味はなくても
いいのかもしれません。

人の気持ちだったり、
その人が大切にしていることとか、
いわゆる人が興味あることに対しての興味が
あればいいように私は思いました。
そこから知れることとか、新しい発見に
つながるようなことがいいですよね。

もちろん、自分の好きとか感性などを
大事にしながらそうした興味から
得られるものがあったらいいのだと思います。

私も、会話やコミュニケーションは
得意ではありませんし、
たぶんそんなに他人への興味は
ない方だと思っています。

うまく話そうとか考えると
緊張してうまくできないことも多いです。

本書を読んで、うまく話そうと考えなくてもいいと
あらためて気づかされましたし、
話すことがすべてではなく、聞く、書くなど
コミュニケーションには多様な手段があります。

こうでなきゃいけないと自分を縛り付けず、
自分にとって無理なくコミュニケーションを
楽しんでいければいいんだと
助けをもらえたように思いました。

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