「生きる」とは。自分にとっての「生きる」とは。映画メモ121-『生きる LIVING』

映画

映画『生きる LIVING』を鑑賞しました。

黒澤明監督の『生きる』をリメイク

1952年に公開された黒澤明監督の『生きる』を
70年以上のときを経てリメイクした本作。

舞台は第2次世界大戦後のイギリス・ロンドン。
仕事一筋で生きてきた市役所の課長が
病気で余命宣告を受け、自らの人生を、
自分の「生きる」意味を考えてていく物語です。

生きることなく人生を終えたくない

派手さや情緒の起伏の激しさはあまりなく
比較的淡々としたシンプルなストーリー展開。

そんな中で主人公である、市役所の課長が放った
「生きることなく人生を終えたくない」

このことばが本作で発したメッセージであり
すべてが集約されていたように
私は鑑賞して感じました。

生きる、とは。いつからでも遅くはない

「生きる」ということについて。

そして、自分にとっての「生きる」とは
なんなのか、ということについて。

それらを、本作を鑑賞して
改めて考えさせられるきっかけを
もらえたように思っています。

作品内では市役所の課長は、
それらに気づき動かすきっかけになったのが
余命宣告を受けた病の存在であり、
自分の寿命という限りを知ったことであった、と。

自らの余命を知りながらも
その中で自分にとっての「生きる」を
考え、行動していった姿には、
それらの大切さと同時に、
いつからでも、遅くはないことに
気づかせてももらえます。

「生きる」ということについて。
自分にとっての「生きる」について。

気づき、考えて行動する。
そうして自分の人生を生きていこう。
そんなことを思いました。

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