2月17日の開幕まであと1週間を切り、
いよいよはじまる2023年のJリーグ。
そんな中、2017年からJリーグの試合を放映し、
他にもプロ野球などさまざまなスポーツの
試合放映をしてきたDAZNに
「ちょっと待て?!」と言いたくなるような
事態が起こっている。
2年続けての値上げ
2023年1月に、DAZNは2023年2月14日からの
プランおよび価格の改定を発表した。
既存の、各種スポーツの配信を
見ることができるプランは
「DAZN Standard」と改められ、
1か月単位での課金となる月間プランでは
月額3,000円→3,700円へと値上げに。
2022年にも、月額1,925円→3,000円と
値上げを行っており、2年連続の値上げ。
年間視聴パス、私は購入せず
1月中旬、Jリーグ各クラブで
年間視聴パスが販売されていた。
1年間で27,000円と、
DAZN Standard 年間プラン(一括払い)で
契約した場合の、改定前の料金と
その時点で周知されていた情報の中では
お得度が高かったことと、
Jリーグクラブで販売されている
年間視聴パスは購入金額の一部が
そのクラブの強化費用となることから
多くの方からの購入希望があり、
各クラブで早々に完売することに。
私はこのとき、ジェフユナイテッド市原・千葉の
オンラインショップから注文をしたが、
ジェフ側の在庫設定に不備があり、
購入できないこととなった。
このときのジェフ側の対応と
私自身、DAZNはもう契約しなくてもいいかなと
思っていたことが相まって、
その後追加販売はあったものの
今年の年間視聴パスの購入はしなかった。
意外と見ない、配信品質の低下など満足度が下がった
私がDAZNはもういいかなと思ったことも、
今回年間視聴パスの購入や
契約の継続をしなかった理由に。
まず、現地観戦をすることが増えれば
DAZNでの配信は意外と見ないということ。
私が、DAZNの配信コンテンツの中で
現地観戦をするスポーツは
プロ野球とJリーグ。
コロナ禍で2020年と2021年は
無観客など入場者数制限もあり、
私もスポーツ中継を見るのには
DAZNの助けを得た部分はあった。
2022年は入場者数の制限も緩和されて
現地に行く機会も増えた。
現地に行く時には現地での試合観戦をし、
行かない時に家で見るかといったら
意外と見なかったというのが
振り返ってみて気づいたこと。
また、昨年配信を見ていた試合において、
遅延したり止まったりと満足に視聴できず
それもシーズンの後半によく発生するようになり
配信品質の低下を感じることが増えた。
こうした不満のあった中で
ジェフ側の不備で年間視聴パスを
購入できなかったことが
私のDAZN契約を継続しない。
解約へと踏み切らせた決め手となった。
年間視聴パスよりも安い、限定セール
そんな中、2023年のJリーグ開幕も迫る
2月10日にDAZNは悪手ともとれる
セールを打ち出してきた。
2月13日までに年間プラン(月々払い)を
契約した場合、1年間は月額2,210円
年換算にすると26,520円となり、
Jリーグ各クラブで販売していた
年間視聴パスの27,000円よりも安くなる、
ということである。
これは、先に年間視聴パスを
少ない枠の中から何とか確保し、
多くのものが値上がりして
生活コストが高くなった中でも
何とか資金をねん出して購入した
Jリーグクラブのサポーターに対する
背信行為とも言えるのではないだろうか。
こういったDAZNの態度も、
ユーザー離れにつながり、
解約の増加と収益を確保できずに
2年連続の値上げをせざるを得ない
状態を引き起こしているのではないだろうか。
私は自分の利用状況とコンテンツへの不満が
ベースにあって解約したので、
もうDAZNは契約しないと思うが、
この先、DAZNはどういった道を歩み、
顧客のニーズを満たしていくのだろうか。