朝活コミュニティ、朝渋が主催する
書籍の著者を招いたトークイベント。
5年間で累計228回開催後、
今年は4ヶ月間の休止期間を経て
8月より朝渋ブックスと
リニューアルして復活。
本日10月29日の朝開催されたのは
『ポンコツなわたしで、生きていく。』

前回、2年半ぶりに再開した会場開催を
今回も代官山の蔦屋書店で。
そしてzoom配信のオンラインでの
ハイブリッド形式での開催。
私は受付で運営のサポートをしながら
現地でイベントに参加しました。
「ポンコツ」な自分で生きる。いしかわゆきさん
今回のゲストは、いしかわゆきさん。
1年前に出版された『書く習慣』も好評で、
その1年前に続き朝渋には2度目の登壇。
多方面に活躍されていながらも、
・朝が弱い
・仕事が続かない
・みんなができることができない…
など、「ポンコツ」であることを自覚しつつ
そんなポンコツな自分を活かして生きる方向に
自分をシフトしていったとのこと。
8月18日に出版された新刊
『ポンコツなわたしで、生きていく。~ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす~』
では、ポンコツを自称しながらも、
この世界で生きていくために
やってきたことや考えてきたこと、
「いまの自分」を活かしながら
生きていくためのヒントを伝える一冊。

本書をベースに、
「ポンコツ」な部分を受けいれながら
生きていくための生存戦略や働き方などを
お話しいただきました。
ゆるふわに働くとは、無理しないで働くこと
前半の基調講演ではご自身がこれまで
歩んできたキャリアを通じて得た、
本書のサブタイトルにも書かれている
「ゆるふわ思考」で働くことについて。
ゆるふわ、というと一見ラクにダラけるような
イメージがあるかもしれませんが、違います。
自分はなんのために働くのか。
自分が働く原動力とはなにか。
得意、できることを見つけ、活かす。
そして、知ることによって選択肢を増やす。
つまり、自分が一番力を発揮できるところで
無理しないで働く、ということ。
そしてそのために、まずは自分をよく知る。
いろいろなことを経験し、
できるかできないかとか、どう感じるかとか
情報をたくわえていくことで
自分を知る材料が増やせるかもしれません。
後半のトークセッションでも、
「直感は感覚ではなく実はロジカル」
というお話がありましたが、
これも経験して知って情報を得て選択肢を増やし、
その結果として答えを出す
ヒントをくれる、ということなんですよね。
お金にも仕事にもならない、だけど豊かならいい
後半はモデレーターの5時こーじさんとの
トークセッション。
さまざまなテーマでお話しいただきましたが、
特に印象に残ったのが
お金にも仕事にもならないことへの
取り組み方について。
メディアがさかんに取り上げるように、
コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを
求めがちになることも多い今の時代。
そこでは、人々に余裕がなくなり
お金や仕事、成果につながるかどうかを
短絡的に考えてしまうのかもしれません。
だけどそれだけでは人生が豊かにならず
生きることに楽しみを
感じにくくなるように思います。
趣味だったり好きなことだったり。
必ずしもお金や仕事にはつながらないようなものが
私たちの人生を豊かにしてくれるのでは
ないでしょうか。
私も、スタジアムでの野球観戦を
今年は100試合以上現場でしました。
もちろん、ものすごくお金を使いましたが、
そこで過ごした時間があったからこそ
知ったことや得たことがあり、
生きてきて良かったと思えるわけですし
人生を豊かにしたのだと言えます。
そして私はそうしてきて良かったと思います。
今しかできないことだってありますし、
お金や仕事だけのために
豊かな人生を犠牲にしない。
いつになっても大事にしたいことです。
嫌なことを起点に、自分に正直に
最後に、今日から行動できること。
「いやなことリストをつくろう」と。
やりたくないこと。
苦痛なこと。
疲れること。
心をすり減らすこと。
生きていく中で回避したいような
いやなことからリストアップする。
そうした嫌なことを起点にして自分を知ることで、
無理しないで生きていくことにもつながります。
私もイベントに参加して熱量の高いうちに
改めて、いやなことリストをつくって
無理のない生き方により
近づけていきたいと思います。
いしかわゆきさん、ありがとうございました。