戸田久実さんの
『アサーティブ・コミュニケーション』
を読みました。

自分も相手も尊重する、アサーティブ・コミュニケーション
本書のタイトルにもなっている、
アサーティブ・コミュニケーションの
「アサーティブ」
自分を主張するという意味ですが、
コミュニケーションにおいては
相手を尊重しながら自分の意見を伝える、
ということに。
職場など、さまざまな考えや意見を持つ人が
集う場所においては、このアサーティブな
コミュニケーションが必要不可欠なものに。
本書は、ビジネスの現場視点から書かれ
豊富な事例を扱いつつ、
アサーティブ・コミュニケーションの
基本についてコンパクトにまとめた一冊です。
本書の章構成
はじめに
第1章 アサーティブ・コミュニケーションとは
第2章 アサーティブになるための準備
第3章 アンコンシャスバイアスの影響に気づく
第4章 アサーティブな表現のポイント
第5章 ケース別対応例
おわりに
読書中のツイート
尊重するために知る。そのための余白から
本書には、アサーティブな表現のポイントや
さまざまなケースに応じた対応の仕方など
アサーティブなコミュニケーションをするための
基本的な内容はまとまっており、
そうした個々の細かいところについては
本書を読んでいただければと思うので
ここでは省略します。
アサーティブなコミュニケーションで
自分も相手も尊重して言葉や心を交わす。
それが大事なことはたしかです。
そのために必要なこととして、
自分のことも、相手のことも
じっくりと時間をかけて知る必要が
あるように思います。
しかしながら、日々流れてくる情報や
やらなければならないと
思い込んでいることに追われたりで、
自分や相手を知るための時間などの
余白が足りないのが今なのかな、と。
本書にも、言葉と態度の一致が
大事であることは書かれていますが、
そこには心身の状態の影響も
大きいように思います。
まずはしっかりと余白を確保し、
自分の心身の状態をととのえる。
そうしていい状態にしたうえで
自分を知り、相手を知り、
丁寧にコミュニケーションを取ることで
アサーティブになっていくのではないかと
本書を読み、自分や周りの現状を
振り返りながら感じました。
まずはアサーティブなコミュニケーションの
準備として、余白の確保から
はじめてみようと思います。